面白いほど就職活動がわかるBlog -an easy guide to job hunting- -2ページ目

3連休、ハジけてしまった。

皆さんが就職活動中だと言うのに、僕はのんきに3連休はハジけて遊びまくってました。久々にまったく仕事もしないで、好きなことだけをやってた。

PCも久々に触った。

メール頂いていた方々、明日か明後日ぐらいまで対応を待ってください・・・。


さて、明日からBlogも仕事もテンション上げねば。


ありのままの自分か、作った自分かについて、今週でビシっと書こうと思う。

結論だけ先に書けば、内定する人物のゾーンってのがあって、作ることでそのゾーンに入るなら作れば良いし、ありのままでそのゾーンにいるなら作ってはいけない。前者に関して納得が行かないなら落とされまくって、それでも拾ってもらえる会社に行けば良い。無い時は知らん、自己責任だ。って感じ。

あら、ビシっと書き終わってしまった??

これだけのことを何でみんな、ガヤガヤ言ってんのかなぁ。もっと他にやるべきことあるでしょ、筆記とか。



筆記をなめてはいけません。③

3月も中盤。多くの企業でプレエントリーは始まったり、終了したりで、段々と4月の選考本番へ向けて加速してきましたね。

これまで、筆記はやらないと元も子もないよってことを書いてきましたが、じゃあ、どうすれば良いんだってことを書きます。

簡単。


売れている本を数冊買って、できるようになるまでやる。


「何だ、そんなことか」と思われたかもしれませんが、「そんなこと」もできない人って、よほどの才能でも別に無い限りは、会社は欲しく無いんです。


一方で、「売れている本じゃ差がつかないんじゃないか」って心配をする人もいるかもしれませんが、大丈夫。だって就職活動の筆記試験ってのは、競争率10倍とかで合格を勝ち取るための試験じゃなくて、あくまで面接に呼ぶ人数を絞るための試験なんです。

枠が100人で10000人来れば9900人を落とす、20000人来れば19900人を落とすって試験じゃ無いわけです。面接できるキャパが3000人~4000人ぐらいだから、ざっくり絞ろうって試験なのです。平均よりも少し上(感覚的に言えば偏差値60ぐらい)のポジションに入れれば、OKなのです。しかも筆記に通れば、後はその点数はそこまで重視されなかったりします。

従って、他人に大きく差をつけることが重要ってよりは、当たり前のレベルに入れるようになっておけば良いのです。

また、「売れている本が・・・」って言う奴って、だいたい理屈だけ一人前で勉強できない奴に多いんですけど、東大だって普通に売れている参考書を使って入れるわけで、重要なのは「何を使うか考えることじゃなくて、これと決めればとにかくちゃんと使うこと」なんです。



そんなわけで売れている本なんて大学生協に行けばだいたいわかるわけで、後はパラパラめくりながら、自分のフィーリングに合うものを2,3冊買って、ひたすら大学受験時代のようにやり込むことです。


ここで一つだけ注意して欲しいのは、自分の得意不得意と他人の得意不得意を同一視しないことです。


「先輩が、英語の筆記は簡単だって言ってたから、たいして対策しないで平気だろう」とか思ったらダメなんです。その先輩、帰国子女かもしれません。もともと英語が得意だったり、みんなの知らないところでTOEICの勉強をしていたのかもしれない。


「隣りのゼミの奴が、対策なしでも解けた」とか言っていても、彼は開成中学出身かもしれない。SPIとか中学受験をやっていると、けっこう昔の感覚で行けちゃうことも多いのです。それを地方公立出身の人が、同じ尺度で「ああ、対策いらないんだ」と思ってはいけないわけです。


つまりは、しっかりと問題集をやって、自分の得意分野・苦手分野を把握して、弱点の補強に努めることが大事なのです(何か、高校2年生に対して書いているような内容だな・・・)。


ちょっとAMAZONでどんな筆記対策本が売れているのかなと覗いたところ、何か色々あるんですね!



■一番、売れているのが、これ。ストレートなタイトルだ・・・。



著者: 編集部
タイトル: SPI完全問題集 2006年版








著者: US‐EXTENSION
タイトル: 最短攻略 SPIのポイント&実践問題集 CD‐ROMパック〈2005年度版〉

■こちらが次。でも2006年版って出てないのかな。CD-ROMがついているんですね。便利な時代だ・・・。







著者: SPIノートの会
タイトル: 8割が落とされる「Webテスト」完全突破法!〈2006年度版〉
■この「8割落とされるWEBテスト・・・」は昨年版は★★★★★の評価ですね!





著者: SPIノートの会
タイトル: この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている!―主要「採用テスト」のマル秘問題例と〈速解法〉を伝授 (2006年度版)

他にもこのSPIノートの会の本は評価が高いみたい。






著者: 内定ロボット
タイトル: 筆記試験の完全再現〈2006年度版〉―SPI・CAB・CAB2・GAB・ENG・GFT・Webテスト



著者: SET, 日経人材情報, 日経事業出版社=, 内定ロボット
タイトル: SPI・SPI2の完璧対策〈2006年度版〉―ウラ技満載で実戦に役立つ!

■昨今はSPI以外にも色々なタイプのテストがあるので、慣れておくためには、これも良さそう。過去の評価もけっこう高い。





著者: 小林 公夫
タイトル: SPI能力検査30秒即解法〈2006年版〉

■ちなみにはるか昔、僕が使ったのがこの本。あの頃はみんな使っていたのに、最近は他にも色々出てきたためか、そこまで流行って無いみたいですね。評価も★一つしかないし。本当に30秒で解くやり方がたくさん書いてあって、けっこう重宝したんだけど。




著者: 鈴木 清士
タイトル: 公務員試験 判断推理必殺の解法パターン



著者: 鈴木 清士
タイトル: 公務員試験 数的推理光速の解法テクニック―スピード感あふれるひらめきの技をマスター

■さらにとどめで僕は、国家Ⅰ種の対策本にも手を出しました。国家Ⅰ種をやっておくと、もう就職活動の筆記なんて超楽勝です。







著者: 風早 寛
タイトル: 速読英単語1 必修編

■そうそう、忘れてはならない英語ですが、受験時代の参考書を引っ張り出すか、これからどうせ必要な人が大半でしょうかTOEICをやっておくと一石二鳥です。

受験だと単語帳と熟語・基礎文法&語法が入っているヤツをサクっと見ておきましょう。

速読英単語、なつかしい?これが最初に出てきた時は衝撃的だったなぁ・・・。




著者: 上垣 暁雄
タイトル: 大学入試NEW英語頻出問題総演習




著者: 伊藤 和夫
タイトル: 新・英文法頻出問題演習 (Part1)

英頻は、駿台派と桐原派に分かれるんですよね。






著者: 松野 守峰, 根岸 進
タイトル: はじめて受けるTOEIC TESTパーフェクト攻略

TOEICでやりたい人は(別に大学受験もTOEICも同じですが)、とりあえず筆記対策には1冊で全部網羅されているヤツが良いでしょう。リスニングは、今からやっても間に合わないし、無い起業がほとんどなので捨てた方が良いかな。

これ、めちゃくちゃ有名ですね。生協でもヒラ積みでしょ?


あ、なつかしさにかまけてうっかりAMAZON内を検索してたら、こんなにたくさんになってしまった!

たぶん年度版が多少古くても、回答がかわるわけじゃないですから、古本や先輩のお下がり、AMAZONのUSEDを活用して低コストでやってください。



繰り返しますが、どれだけOB・OG訪問をして、業界研究をがんばって、自己PR・志望動機を書き直しても、筆記で落ちたら全て水の泡です。そこでTHE ENDです。それにも関わらず、まさか自分に限って落ちないだろうと思っている人も多いですが、遠慮無くあっさり落ちます。


だって、普通、皆さんの多くが入りたいと思う有名企業・人気企業って、慶應・一橋・東大・京大・早稲田の人が受けて、こういう母体の中で50%
~70%は落とされるんです。東大でも受験から時間がたって完全に試験カンが鈍っていたり、SPI独特の問題が苦手だと落ちるわけです。逆に言えば大学名なんて関係無くてしっかり準備して、一定のスコアさえ取れれば面接に進めます。



そういうわけで、4月に向けて、他の準備も大変でしょうが、筆記をなめずにがんばってください。やるかやらないかだけなんですから。

ブログ作家育成講座 「山川塾」

もっともっと文章力を向上するため修行したいと思います。

ビジネスやっているとついついお堅い文章か、専門用語だらけの文章になりがちで、それはそれで当事者間では手っ取り早くて便利なこともあるのですが(話が一発で通じる場合と、正反対に結論がうやむやにする場合の2つがある)、一般多数に対して魅力的な文章というのはまったくの別物だと思います。

わかりやすくて魅力的な文章や構成を磨きたいと思います。

スキル、スキルとあせる人が多いですが、別にスクールなんど通わなくても、何かを身に付けることというのは、身の回りの機会を活用して、自分で実践すればいくらでも転がっているものなんですよ。


実践という意味で、就職活動シーズンが終われば、本・書評カテゴリーでビジネス小説でも書こうかな。。。

既存のラジオ局の方が新興ネット企業を買収する話とか、どう(ちなみに、アメリカは既存メディアがネット企業を買収するパターンが多いです)?

ありのままを出すべきか、作った自分を出すべきか②

①そもそも”作った自分”、”ありのままの自分”とは何なのか=言葉の定義
②内定をもらうには、”作った自分”と”ありのままの自分”のどちらが決まりやすいか=内定の手段
③”作った自分”で内定をもらうことに罪悪感を感じないのか、一方で”ありのままの自分”で落とされれば納得できるのか=自身の道徳観

今日は①について。とにかく①~③を混ぜないことが大事。今日は②③は考えない(って上に載せちゃってますが)!

”作った自分”、”ありのままの自分”にも、二つあります。

●話の中身が作ってあるのか、ありのままなのか
●話し方、キャラクターが作ってあるのか、ありのままなのか


たぶん皆さんが連想するのは、話の中身を作りすぎて、それを伝えようとする内に自分らしい話し方もできなくなって、混乱するって感じかもしれませんね。


さて、”作った自分”と”ありのままの自分”の定義ですが、正直、この線引きが難しい。。。

だって、気に入ったコとデートに行く時は、カッコつけますよね。普段とはちょっと違うとっておきの服を着て、普段は行かないような場所に予習までして誘ったりする。これって、作ってますか?

もちろん無理しちゃう人もいますよね。背伸びしまくって、あきらかにぎこちない。これは作っているというか、作りすぎです。


個人的には、この「気に入った異性を最初のデートに誘う時」ぐらいが、作った自分とありのままの自分の境界線かなと想っています。


素で”好きだ、何とか仲良くなりたい”という気持ちから、自然に導き出される自分のアピ-ルの仕方なんですから、ある意味でありのままだし、でもちゃんと自分を見てもらうために多少の良い部分を出さなくてはいけない。

こうやって考察して無理矢理まとめるならば、「自分の悪い部分はあまり見せずに、良い部分だけを、適度な範囲でより良く見せる」という状態が、何かをアピ-ルしたい他者がいる状態における”作ること”と”ありのまま”の境界線なのかもしれません。

良いところにウソを並べて、悪いところも良く見せようとすると、かなり作った自分だし、一方で悪い部分も自分だと曝け出して、良い部分も自然にわかってもらえるだろうと何も伝える努力をしないとありのままになってきます。

イメージ湧きますか?

こんな定義を議論してても、あんまり内定には役立たないので、とりあえずデートの時の気持ちを基準に考えて行きましょう。

そういうわけで、続く。

筆記をなめてはいけません。②

何で企業が筆記試験をやるかと言うと、一定レベルの基礎力を持っているかどうか計るという目的以上に、「採用コスト削減のため」というのが上げられると思います。

理想は、「全員の応募者に会って、じっくりと面接をして、お互いの相性を確かめて、そして入社してもらう」という流れでしょうが、当然、こんな状況はありません。


面接というのはえてして非常に手間とお金がかかるものです。

例で考えてみましょう。

①応募者は10000人。内定は100人とする。
②面接は、内定まで合計3回。1次面接のみ4人の集団面接とする。
③2次に進めるのは2000人、3次に進めるのは400人とする(5倍)
④1回の面接は20分とする。

という条件で考えると、企業がやらなくてはならない面接の合計時間数は、

1次面接:10000人÷4人×1/3時間=約833時間
2次面接:2000人×1/3時間=約667時間
3次面接:400人×1/3時間=約133時間

合計面接時間:1633時間

になります。これを4週間の営業時間内(朝9:00~18:00、月~金⇒合計180時間)でやろうとすると、1633時間÷180時間で同時に約9の面接が行われている必要があります。

何だ、「たった面接用に9ブース作るだけじゃないか!」と思いますか?

しかし、9ブースを月~金の朝から夜まで3週間にわたって維持するのは、すごく大変です。

まず、場所はどうしましょうか? 3週間限定で9ブースの広さを借りなくてはいけません。加えて、控え室も必要ですね。この会場を借りるのに、当然、お金がかかります。


さらに面接官を手配しなくてはいけません。おそらく、ここのコストが一番、大変です。面接官というのは、基本的には前線で活躍している人々です。特に2次、3次と上がれば上がるほど偉い人になってきます。給料も高いし、他にも仕事のある多忙な人です。この人達の時間を採用に振り向けるというのは、それなりの高コストなんです。

これも例で、例えば年収1000万円の人が、先ほどの営業時間で働いて残業をまったくしないとすると、1年間の労働時間の合計は約2300時間ですから、時給約4300円になります(蛇足ながら、実は、年収1000万円でも、時給だけ見ると東大生の割の良い家庭教師バイトとあまり変わらないのです・・・)。

1ブースの面接官を2人とした場合、面接1時間の人件費は8600円になります。9ブースでやると、1時間に77400円もかかります。

しかも、これにはもし面接官が採用をやらずに営業に行っていた場合に稼げたであろう機会損失は入っていません。


最後に手間があります。上にも書いた通り、面接官は面接だけをやっているわけでなく、他に本業があります。はっきり言えば、クソ忙しいのに自分の仕事をストップさせて面接なんてやりたくないのが本音です。これを調整する人事部は本当に大変です(人事部採用担当で学生に偉そうに吼えている人って多いですが、実は、採用の権限なんてまったくなくて、単に採用のコーディネーションをやっていることが大半なんですよ。雑誌とかで”人事が教える採用のポイント”とか見ると「単に採用の調整係だった奴が、何を吼えているんだ」と突っ込みたくなる気分です)。



ガタガタと書きましたが、まとめるなら面接をたくさんやるのは企業にとって大変なんです。


そこで、楽する方法があります。1発の筆記試験で人数を絞ることです。
もし10000人の応募者を筆記で3000人に絞って、そこから同じような競争率(最終以外は5倍)で面接を開始すれば、面接時間はたったの490時間、何と3分の1ですみます。


面接に比べれば、筆記試験は楽です。1回に500人集めるとして、1日に3回やれば1500人で、10000人が受けに来ても約6.5日で終わります。筆記試験は、それを専門にやっている業者もあるので、面接官のコストも調整する費用もかからず、面接よりはるかに安上がりです。


ここで、「そんな筆記で落ちた中に将来、すごいことをやるような大きなダイヤモンドの原石がいたらどうするんだよ?!」という疑問が湧いてくるかもしれませんが、企業はそんな大きなダイヤモンドを探していません。


まず、働いてもいないポテンシャル採用である新卒採用で大きなダイヤモンドの原石を見抜けるとは思えないし(だったら、既に原石じゃなくて大きなダイヤモンドそのものを中途で採用すれば確実)、仮にもし見抜けるとしてもそれにかかるコストはすさまじく莫大です(全員に会って、じっくり何度も時間をかけて選考するわけですから)。加えて、仕事というのはえてして、大きなダイヤモンド一つよりも、中ぐらいのダイヤモンドが5つあった方が総力として結果に結びつくものなので、がんばって大きなダイヤの原石を探そうというインセンティブは低いものです。わかりやすく言えば、天才1人取るなら、秀才5人を取りたいイメージ。もっと言えば秀才5人をしごけば、1人は天才に生まれ変わるってことを、企業は過去の経験から知っているのです。


最後に、極論すれば、大きなダイヤモンドの原石ならば、たかが筆記ごときで落ちないだろって感じです。


あせってきた方、良かったですね。今なら間に合います。

具体的な対策方法は、また次回に。

筆記をなめてはいけません。

皆さん、業界研究とか自己分析に力を入れていると思うんですが、実は筆記対策ってしっかりやってますか?

業界研究や自己分析をどんなにがんばったところで、筆記の点数でボーダーを突破できなければ水の泡です。

また筆記は対策もクリアだし、やればかなりの確率で落ちなくなるものです。

ビジネスの世界では、やってもできないことがたくさんあります。そういう意味で、「やればできる」という機会は非常に恵まれていたことで、全力で「やる」のが最低条件です。


何で企業が筆記をやるのか、どんな対策が有効かについても、また書きたいと思います。

何気にすごいと思う。シュートモが携帯電話対応!

若手のネット動向について調べたことがあるのですが、「大学生の皆さんは、ネットを見たければ大学のPCルームで、普段のメールやニュースをちょっと見たい時は携帯電話を使う」みたいなデータが出てきたのを見て、けっこう驚いたことがあります。


毎日、24時間BB接続のPCが家にあって、積極的にネットサーフィンをしまくったり、Blogを書いて情報発信をしている人というのは、実は決して多くないようです。


もちろん就職活動で多少はネットに触れる時間が増えた方も多いと思いますが、たぶん日常的にネットを使う場合は携帯電話が多いんでしょうね。


こういう学生さんのネット環境の中で、1月にスタートした就職活動向けSNSであるシュートモが、ついに携帯電話に対応したそうです!


これは革新的だと思います。


セミナーで出会った友達をその場で招待できるし、面接に向かう途中に先に面接を終えた学生の日記をチェックできるし、そして帰りの電車では今日の面接の感想について日記が書けたりするわけです。


ちょっとすごい時代だよなと思いながら、まだまだ紙に手書きで自己PRを書いていた自分の頃がなつかしい気持ちになってきました。光とかADSLなんて無かったもんな・・・。



と感慨深い気持ちになっていたら、シュートモ事務局から僕のところにメールが来てました。

「”●●●就トモ!リニューアル、キャンペーン企画(期限:3/10)●●●
◆第1弾
今、携帯アドレスを登録すると漏れなく、就活業界の金八先生こと内定太郎より、『面接十分前に読む十訓』をプレゼント! ”
と言うのをやりたいから、「面接十分前に読む十訓」を書いてくれ」

とのことでした。


「いつから金八先生になったんだ・・・」と思いながらも、面接前にこれだけはしっかり抑えておけって言う10をまとめるのは悪くないと快諾しました(もちろん、ノーギャラですよ)。


そういうわけでネットだとなかなか毎日、シュートモをチェックしてなかったぞって方は、もう一度シュートモを活用するのと、面接がすぐにちょこっとだけ上手く行くようになる、チャンスですよ。


そうそう、さっきメールをチェックしたら、シュートモ招待希望の方がまだ数名いましたが、2,3日待ってくださいね。


これが働きたい会社だ

業界研究を皆さん、日々がんばっていることと思いますが、ちょっとした刺激と多少の理解を深める為に、この本を紹介しましょう(もう読んだ方も多いかもしれませんね)。


トヨタ自動車、日産自動車、NEC、ソニー、キヤノン、松下電器産業、富士通、シャープ、三井物産、三菱商事、日本生命、東京海上火災保険、みずほ銀行、NHK、朝日新聞社、リクルート、全日空、アクセンチュア、野村総研、日本IBM、NTTドコモ、NTTデータ、サントリーといった、いわゆる有名人気企業を狙う方には、これからのほとんどの企業の選考はこれから本格化する時期でしょうし、それなりに役立つはずだと思います。





著者: 渡邉 正裕
タイトル: これが働きたい会社だ 社員が教える企業ミシュラン


ちなみにマスコミ用もあるみたいです(こちらは私も読んでいませんので、内容に責任は持ちませんが)。




著者: 渡邉 正裕
タイトル: これが本当のマスコミだ―社員が教える企業ミシュラン


『これが働き会社だ 社員が教える企業ミシュラン』は、私が読んだ感じでは、やや極端な例に引っ張られていたり、仕事・生活・対価の格付けは勘違いしてるだろって突っ込みたくなったりしますが(特に”仕事”の評価については、目新しいものを評価しすぎで、これ書いている人は、あまりビジネス経験無いんだろうなって思う)、まあまあまとまっている印象です。



ちょっと前まで有名だった、



著者: オバタ カズユキ, 石原 壮一郎
タイトル: 会社図鑑!〈2000〉 天の巻―業界別カイシャ・ミシュラン





著者: 石原 壮一郎, オバタ カズユキ
タイトル: 会社図鑑!〈2000〉地の巻―業界別カイシャミシュラン



『会社図鑑』が、企業ごとのディフォルメ化をしようとしているのに対して、企業ミシュランは可能な限り若手社員へのアンケート調査などをして一定の声を反映させ体系的にまとめようという姿勢が感じ取れます。

私が友人・知人から伝え聞く話とも、だいたい整合性があっています。もちろん、最初にも書いた通り、たぶんアンケートとかに突拍子な例があるとそれに簡単につられてしまって偏りがあることは否めませんが、何とか実態をまとめてやろうとって努力姿勢は感じる一冊です。



2ちゃんねる、会社図鑑よりは、ずっと安心して読める気がします。もっとリアルでおもしろい。


活用方法としては、①気分転換の読み物として、②業界研究の材料として、③志望企業の実態を覚悟するものとして、って感じかな。言うまでも無く書いてあることを受け売りして、そのまま、OB訪問や面接で話しても「はぁ?」って感じですから、そこは注意しましょう。あくまで、読み物、材料、覚悟のための一冊です!


ちなみに書籍の内容の一部は、My News Japanというサイトで見ることができます。これらに外部からの書き込みが寄せられてて(本に書いてあることなど、実際は無い、みたいなことも!)、
これまた興味深いです。


ぜひ参考にしてみてください!

ありのままを出すべきか、作った自分を出すべきか①

先日の記事に頂いたコメントについて、まとめて僕なりの意見をまとめて回答しようと思います。

一つだけ逃げ道を用意させてもらうと、こういう話は、最後は個人の価値観であって、良い悪いを議論しても答えなんて無いと思うので、先に結論を書くと「そんなもん、自分で決めてください」です。

僕は、決めるための材料の参考になればと思って書きます。


直感的に思いつくポイントは次の3つです。これを混ぜて意見、議論している人が多すぎる印象です。


①そもそも”作った自分”、”ありのままの自分”とは何なのか=言葉の定義

②内定をもらうには、”作った自分”と”ありのままの自分”のどちらが決まりやすいか=内定の手段

③”作った自分”で内定をもらうことに罪悪感を感じないのか、一方で”ありのままの自分”で落とされれば納得できるのか=自身の道徳観



これを分けて考えるべきです。これら3つについて、思うところを述べて行きたいと思います。


もちろん、内定太郎が書くわけですから、善悪の議論なんて喰えない話は書くつもりなし!

何かしら皆さんの就職活動に役立つ内容にします。

と盛り上げたところで、((続く))・・・・・・・・・


インフルエンザ、流行ってますね。気をつけてください。体調管理もプロフェッショナルの条件ですよ。

ハーバードMBAに見るエントリーシートの本質

ちなみに私はMBAは持ってませんが、友人・知人では、TOPスクールのホルダーがけっこういます。日本の大学とは次元の違う猛勉強と、同時にとにかく楽しい素敵なキャンパスライフを送れるそうで、話を聞くたびに、行っておけば良かったかなという気もします(そんな簡単に行けるもんじゃありませんが)。


このMBAの最高峰と言えば、ランキングは色々ありますが、やはり結局、誰しもがNo.1と認めるのは、HBSことハーバードビジネススクールでしょう。


先日、ネットサーフィンをしていたら、偶然、このHBSに留学されている方(小説家顔負けの文章力に、すさまじいキャリアで、天は何物与えるんだって驚き編ました・・・!)のBlogを発見して「HBS、MBAはこういうところなんだなぁ」ととても興味深く読んでいました。

すつと、その中で、一箇所、非常に衝撃を受けた記述がありました。


引用させて頂きます(青字部分)。


今回のミスはつまるところ、「何を伝えたいか」ということが自分のなかでごちゃ混ぜになってしまっていたことに起因している。「トップレベル会談がどのように進むのか、生々しい話を書きたい」という、legitimateな理由から、「俺ってすごいでしょ、こんな経験までしてるんだぜ」という虚栄心、ややgossip-yな話を書いてやろうというスケベ心まで、様々な気持ちが入り混じって、書かなくてもいいことまで書いてしまっていたのだ。それぞれについて伝えたいことは、別の書き方、別の表現手段で伝えればよいのだ。



これは僕だけでなく、多くの人が犯す過ちだと思う。書き始める30分前、ちょうど東京から電話してきた後輩に、HBSのエッセーを読んであげて、同じような内容を諭したところだった。強み・弱みを聞いている問題は、自分がどれだけすごいかをアピールする場所ではない。それはaccomplishmentを問う問題で書けばいいんだよ。この問題ではむしろ、強みと同じだけの分量を使って弱み、本当の弱みを書くべき。何千通ものエッセーを読む側からしたら、君という個性的な一人の人間の素顔が浮かび上がってくるような文章を読みたいんだ。この「私の短所は、完璧主義すぎることです」というのはもっとも安っぽい書き方だから、避けたほうがいい。自分の弱みをきちんと認識して、人に認めることができるmaturityと、弱みも持った人間くさい一人の受験生の顔が浮かび上がってくるようなエッセーを書きなさい。次の問い、「あなたにとって成功とは?」もまたしかり。ここで学生時代に立ち上げた団体がどれだけ成功しているかをアピールしてはダメ。それは違うところでで書けばいい。推薦状もあるし。ここでは、君が怪我をして入院してたあいだに悩んだこと考えたこと、自分なりの価値観や哲学を伝えるべき。「俺ってすごいでしょ」と書きたくなるところだけれど、伝えたい様々なメッセージをconfuseしちゃだめだ。それに、伝えるための様々な手段(この場合は各設問と推薦状)があることも忘れないで。そんなことを知った顔で言ったばかりだったのに。



TOP MBAというのは、日本人の場合は、まあ、だいたいが外資系投資銀行、戦略コンサル、総合商社、都銀、一流メーカーから来る人々で締められています。これらの有名企業に入って、数年間、仕事で高い実績を上げて、その上でTOEFLとGMATという試験で上位数%に入る、すさまじいハイスコアを取る必要があります。さらに、就職のエントリーシートのように、自分の実績、哲学、価値観、キャリア、ゴール、WHY MBA、WHY THIS SCHOOL等について大量のエッセイを書かなくてはならないそうです(もちろん英語で)。加えて、上司やクライアントからの推薦状も必要です。ここまで揃えても、まだ競争率は10倍近いそうです。


整理して見ると、TOPスクールには受かるには、

①基本的には有名企業に入れた人(例外もある)
②その中で仕事で高い実績を残せた人
③その中でTOEFL,GMATでトップレベルのスコアを出せた人
④その中でしっかりしたエッセイ、推薦状を準備できた人
⑤その中でさらに絞られて10人に1人

こういう競争です。


ここで僕が衝撃的だったのは、筆者の主張である「ついあれもこれも言いたいとなって、メッセージを混同してはいけない」ということ以上に、これだけのハイレベルな競争のシーンでも、④のエッセイを書く際には、「何千通ものエッセーを読む側からしたら、君という個性的な一人の人間の素顔が浮かび上がってくるような文章を読みたい」という状況であるということです。

けっして「俺ってすごいでしょ?」合戦だけで勝負をするわけじゃないんですね。


例えば、記事の中にある成功について、「君が怪我をして入院してたあいだに悩んだこと考えたこと、自分なりの価値観や哲学を伝えるべき」だそうです。

本当に地に足をつけて自分の率直な考察を述べることが大事なんですね。驚きません?


翻ってみて、皆さんの就職活動はどうでしょうか?MBA選考プロセスに比べれば、上の①~⑤で言う①付近のフェーズでしょう。


そんな場所で、「とにかく自分はすごいんだ!」ということを書かなくてはとあせって、意味不明のチープな活動と、無理矢理、まとめたフレーズを並べ立ててやいやしませんか?


だいたい学生時代の実績として語れるものなど、かなりオフィシャルな場を除けば無いに等しいと思います。


・部活でみんなの意見に耳をかたむけてリーダーシップを発揮した
・得意の企画力でサークルをゼロから立ち上げた
・行動力を発揮してバイトで売上を増やした
・幅広い世界を知るために留学して国際感覚を磨いた
・人の笑顔が好きだからボランティアで社会貢献した
・好奇心からゼミでいっぱい勉強した
・・・・etc


SO WHAT?(だから、何?)です。


むしろ聞きたいのは、その中で、あなたが何か壁にぶつかり思い悩んだり、一喜一憂する中で見えた世界、孤独に描いてみた未来の絵、それはどういうものなんでしょうか?

こっちです。


世界の最高峰と呼ばれる場では、ある程度の実績をベースにしつつも、地に足のついた率直な自分を伝えることが要求されている。


そのはるか手前の段階にいる皆さんが、実績も無いのに、浮き足立った「すごいでしょ!」合戦をしているとしたら、すごく滑稽じゃありませんか(その一部の責任は、インチキ就職屋さんらにあるんでしょうが)。


就職活動本番を前にパニックになりがちかもしれませんが、地に足をつけつつ目線を高くもって、そして襟を正しませんか?