面白いほど就職活動がわかるBlog -an easy guide to job hunting- -5ページ目

当Blog拡大キャンペーンを行うことにした。

実は、今月、『就活のトモ』って言うSNS(ソーシャルネットワーキング)がスタートしました。


ソーシャルネットワーキングってのは、何て言えば良いんだろうなぁ、友達を招待してドンドン、リンクを貼って行ってネットワークを広げてコミュニティを作るってサイトで、日本ではMIXI、GREEが有名ですね。


こういうのってむしろ就職活動こそ向いているんだろうなと思っていたら、最近、そういう就職活動SNSが立ち上がり始めました。その一つであり、うっかり招待されてボクも登録してしまったのが、この「就活のトモ」です。


SNSが就職活動に向いているなと思うのは、企業のパワーのかかりにくいところで学生主導の純粋な就職活動のためのコミュニティが作れるなと思うからです。

2ちゃんねるとか就職活動掲示板系だと、ノイズだらけではっきり言って真偽の情報がわかりません。匿名性なのを良いことに、簡単に荒れてしまいます。

一方で、MLとかならそこまで荒れない気もしますが、ああいうのってちゃんと人事部も見てます。学生からの就職ブランドを向上させるのが人事部採用担当の命題ですから、変な情報を流されてないか、やばい奴がいないかを監視するのは、彼らの仕事です。こんなところで、間違っても本当の情報を発信してはいけません。


これらに対してSNSが良いのは、まず招待制なので誰でも入れないこと、匿名では無く最低限のプロフィールは明かす必要があること、その中でクローズドのコミュニティを作れること、などがあげられます。要するに、顔の見える就職活動学生の中で仲間を探したり、情報交換をして、さらに気に入ったメンバー限定のコミュニティを作ってそこでもっと純度の高い情報交換をすることができるわけです。

例えば、その中で同じ企業志望者を見つけてメールで連絡できたり、セミナーであった他大学の学生を招待して情報交換したりなんて活用ができます。


これらはひょっとすると、これまでの就職活動のやり方をガラっと変えてしまうし、学生を都合の良い方向に扇動しようと試みていた人事部にとってはかなり脅威になるんじゃないかなって気がします。


まさにボクがこのBlogをやっている目的である「学生の手に就職活動を取り戻す」ってことに合致するなって考えていました。


そんなことを思っていたら、どこでボクのことを知ったのか、あるルートを通じて「就活のトモ」というのが立ち上がったので、ぜひネットワークに入って欲しいとのお誘いを頂きました。とは言え、最初は、商業主義的なものには入らないからとお断りしようとしたのです。

でも絶対に商業主義的なことはやらない(あくまで企業をスポンサーとして運用する。有料セミナーをやる場合も実費程度)、むしろ学生第一主義を貫いて学生にメリットあることをドンドン充実させたい(確かに機能としても日記を書けたり、CLOSEDのコミュニティを作れたり、社会人参加者には運営局の承認が必要だったり、企画しているイベントを聞いても、とても学生想いでしっかりしている)、と丁寧に説明してくれました。


ここまで言われると、同じ想いを持っている社会人として協力しないわけには行きません。そういうわけで、気軽な気持ちで登録してみました。


でも、なかなか内定太郎とリンクを貼ってくれる人がいない・・・(涙)


そこで!!せっかくなんで、読者の皆さんで、もしこの「就活のトモ」に登録したいって方がいれば、ボクが招待してしまいます!!


ボクとしても、コメント、トラックバック以外の手段で皆さんと交流できるのはすごく嬉しいし、またそこからドンドン、このBlogが広がって行けば最高です(1万人のBlogを目指してますからね)。当Blog拡大キャンペーンですね。せっかくだからこのSNS上でコミュニティでも作って、コアな話なんかもしていければと思っています。


きっと読者の皆さんも、他の就職活動学生と知り合えたり、このBlog読者同士で交流ができたり、もちろんボクに直接、私信メールを送ったりできるようになったりメリットも多いと思います。

そんなわけで、興味あるぞって方は、次のアドレスにメールをくれれば招待しますよ(全員に招待を出すまで時間かかるかもだけど)。

naiteitaro@hotmail.com


メールの件名には、「SNS登録希望」と書いて、メール本文中には必ず招待を出して欲しいアドレスを明記してくださいね。


もちろん、追加で内定太郎へのメッセージを書いてくれても良いですよ!!




いっぱりリンクできて、そこでBlogよりさらに盛り上がるコミュニティを作れて、結果、このBlogの読者も増えたら、最高だなぁ!!



内定太郎推薦図書『面接力』について

既に何人もの方からボクが先日、紹介した
著者: 梅森 浩一
タイトル: 面接力
という本を読んだというコメントをもらってますが、どうでしたか?けっこう良いでしょ?


実はですね・・・・、ボクはBlog上で皆さんに勧めておきながら、読んでないんですよ。。。


前にも書いた通り、分厚い就職本なんて、ボクは本質を外しまくってて無駄だらけだと思ってます。まあ、分厚い方が売りやすいんだろうけどね。

「就職活動で知っておくべきエッセンスなんて、新書一冊程度で十分、値段(714円)も学生に嬉しいバリューセット+マルボロ一箱を我慢するだけ!」と書いていたところ、書店で飛び込んできたのがこの本でした。

梅森さんという著者は、最初に『クビ論』という本で外資系金融機関のリストラの実態を赤裸々に書いて、AERAとか週刊誌なんかにもよく登場するようになった有名な方です。

この人事の実態を知っている人が、『面接力』とは何を書いているんだろうと気になって立ち読みをしてみました。

もう数行読んだだけで、「この人は、本物だ!」と思いました。本当のことをしっかり書いている。「あぁ、本当のことを書いちゃったか・・・」って感じ。

わかっていない人の理想論とか、何か自分を売り込む営業のためのことなんて書いてない(だったら新書なんかで出しませんよ、最初はハードカバーです)。

現場で何人も採用に関与(またいつか書きますが、人事部って別に採用権限って無いのが一般的なんです。あくまで採用のコーディネーションがメインなんですよ。『就職ジャー〇〇』とかで”人事部が教える内定の秘訣”とかの得意集記事見ると、はっきり言って笑っちゃいますねぇ)して、加えて採用した奴が使えなかったりして過剰人員をクビにしなきゃいけない嫌な仕事も経験されてる。つまり、身をもって採用の怖さを知っている方の書いた本なんですね。


と、ここまで著者について書いておきながら(直接の面識は残念ながらまったくありません)、実は肝心の本は読んでない!


なぜなら、たぶん、読むとかなり影響受けて引きずられそうな感じがしたんですよ。けっこう似たこと書いちゃうかもなって思ったんです。ボクはボクなりにこれまでそれなりにハイレベルな世界で経験してきたことの中から、自分の言葉で書かないと、こんなBlogいらないだろうと思ってるんで。


とは言いつつ、皆さんが賞賛されていると、「あぁ、読んでみたい!」と思うのが本音で、それを何とか我慢しているのです。皆さんの就職活動が終わった頃にじっくり読みたいと思います(すると、来年からはこのBlogでは何を書けば良いんだろう?!)。



とにかく安いし、ポケットにでも入るサイズで、内容はどんな就職本より本質が書かれていると思いますから(読んでないけど)、ぜひぜひ読んでみてください!!









著者: 梅森 浩一
タイトル: 面接力

プロが教える業界研究⑧ 続き

自己分析と業界研究を関連付けることの重要性を説明するにあたって、前回は典型的な内定の決まる人と決まらない人の就職活動のフローを書きました。

決定的な違いは、要するにアウトプットを前提とした仮説検証サイクルを持っているか否かってことです。

このアウトプット指向の仮説検証サイクルを、これまで見てきた業界研究と、きっと皆さん、どうやって良いか悩んでいる自己分析とで、ちゃんと活用してやると、とても効率的なんですね。


極論すれば、しっかり考えてきた業界研究でぼんやりと見えた業界像、企業像、仕事像に対して、自分の過去の経験からどういうアピールをすれば良いかを考えてやれば良いのです。この後者の考えるってのが、検証であり、ある意味で自己分析なのです。


自己分析をやれば、自動的にアピールできる本当の自分が見つかって、同時にその延長戦上に天職が見つかると信じ込んでいる人って、多いんだよね。

そして真顔でそういうことをアドバイスする、井の中の蛙みたいなエセ社会人もけっこういる。


んなことあるわけないじゃん!!


このへんの話は、散々してきたけど、本質だけ言えば、世の中、やってみなきゃわからないことだらけだし、正解(天職)らしきものもたくさんあるんです。働く前から、ちょろっと机の上で1ヶ月ぐらい変な表をうめて、マークシートを塗れば、天職がわかるってんだったら、苦労はしません。


重要なのは、唯一絶対の解を探すことじゃぁなくて、最後は自分次第ってことで、現時点で何となくワクワクするような環境から内定をもらうことです。それでワクワクする会社数社から内定をもらってから、また10月1日の内定式までじっくり悩めば良いんです。この方が、まだ確度の高い正解にありつける可能性はある。

そして、ワクワクする会社から内定をもらうには、どうすれば良いかと言えば、当たり前ですが、ワクワクする会社に的確に自分をアピールするしかないわけです。

つまり、ワクワクする会社のこと(業界、企業、仕事)をしっかり理解して、それに適切なアピールをすることが大事なんです。

そう、さっきの極論すればってことと一緒ですね。相手ありきで、それに対して何をアピールすれば、ちゃんと伝わるかを考えるのです。


でさぁ、もうイチイチ、フォローするのも面倒なんだけど、こういうことを書くと、相手に合わせて就職活動するのなんておかしいとか、自分を曲げてまで内定を取りたくないとか、言い出す純粋まっすぐちゃんがいらっしゃるんだけど、別に、相手に合わせるとか、曲げるとかとは次元が違いますよ。


むしろ、本気で自分の可能性を広げられる会社に入ろうと思って、人よりもがんばって企業のことを調べて、受け売りせずにしっかり自分の頭も使って、その上でちゃんと自分の働きたい、絶対にがんばれるって気持ちを理解してもうらには、何を言えば良いかを考えるのって、すごく立派なことじゃないですか?これのどこが自分を曲げているんだろう?将来のために、軸を貫こうとちゃんと汗かいているんじゃないか?


親の金で大学に行かせてもらっておいて、相手に合わせるのはおかしいとか、自分を曲げるのは変だなんて、要するに自分は努力したくないって言っているガキですよ、ガキ。


で、そういう奴に限って、「お客様の笑顔を見るためなら、私はがんばれます」「サークルで人を喜ばせるのが得意だった私は、社会人になっても顧客を喜ばせたい」とか言っちゃうんだけど、おいおい、就職活動の顧客ってのは雇用主である企業じゃないのかって、突っ込みたいですね。


もちろん、ボクは自分を曲げてでも内定を取れ、自分に嘘をついてでも相手に合わせろ、なんて言っているわけじゃないですよ。


ちゃんと自分が働きたいと思っている企業に自分をアピールするなら、企業のことを考えてそれに合った自分の過去の経験を伝えるべきだって、言っているわけです。

簡単に言えば、海外にドンドンと進出している企業で自分も世界を飛び回って活躍したいなら、この「したい」って気持ちの根拠となる過去の経験を考えて整理しておきなさいってことです。


120円を持っているかどうかもわからないのに、120円で何を買うのが自分にとって最適なのかってことを考え始めると、そんなもん答えなんて簡単には出ません。


あぁ、喉が渇いた!目の前に自販機がある!コーラがおいしそうだ。コーラは、120円か。今日ってコーラを飲むのに使って平気な120円は持ってたかな?で良いんです。


ちょっと考える順番を正反対にしてみましょう。グンと上手く行き出すはずですよ。

プロが教える業界研究⑧

⑧自己分析と関連づける
⑨自己PRに展開する
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自己分析をなぜやるかって前にも書いた気がするけど、ちゃんとした自分探しも重要ですが、それ以上に面接でPRすることを作って意味の方がはるかに大きいわけです(そういう意味では、業界研究の目的と同じ)。

ここで、いきなり就職関連の本とかにあるような表みたいなモノに過去のことを整理して行ってもあまり何もわからなかった人って多いでしょう。

それはなぜかって言うと、目的をわかってないからです。大事な目的はあくまで自己PRを作るためなんです。整理するのは、自己PRを作るための手段に過ぎないのです。

すると、はっきり言えば、ある程度の自己PRの方向性が見えてから、それを軸に自己分析をやった方がずっと効率的なんです。

そう!散々、説明してきた仮説思考ですね。自己PRの方向性=仮説を定めてから、それを確かめるために過去を分析して行くってやり方!


で、自己PRの方向性の一つが、ずばりこれまで見てきた業界研究の結果である志望動機なわけですよ。


業界研究の目的は、会社選びと自己PR作りって言って来たのは、まさにこの部分で、うまく業界研究の結果と自己分析と結びつけて自己PRに展開するわけですが、ここで自己分析だけで突っ走るよりは、発想を変えて業界研究の結果を仮説として自己分析をした方が効率的なことも多いのです。


ちょっとまどろっこしい話になってしまっているので、具体な例で決まる学生と決まらない学生の就職活動のやり方の違いを見て行こう。

初公開!!けっこう、興味深い話だと思いますよ。


典型的な世の中の8割の学生の就職活動】
①何か自己分析が大事とか言われるので、いきなり自己分析を開始(サークル、ゼミとかバイトとかについてとにかく就職本のシートとかに整理して行く)
②整理しても何もわからない気がするが、とりあえず無理矢理まとめる
③当然、すごくチープでありきたりのものしかできない
④自己分析ばかりやっているからいけないのだと、同時に業界研究を開始
⑤企業、仕事について見る視点を知らないので、これまた書いてあることの受け売りで終わる
⑥結果として、すごくチープな自己分析と低レベルな業界研究しかやっていないため、大した自己PRは作れない
⑦しかも、ES、面接の練習もしないで伝わらない
⑧内定が決まらない




【面白いほど内定が決まる学生の就職活動】
①自己分析も業界研究もあくまで目的は自己PR作りと意識しておく
②その上で、まずは簡単に自己分析。具体的には過去からこれまでを紙にメモしておく(詳しくは昨日の記事を)
③大学受験から今日までの流れをだいたい抑えたところで、次に業界研究も同時に開始する
④『プロが教える業界研究』で見た来たようなポイントを抑えて、仮説思考でしっかりと企業、仕事を考える
⑤そこから見えてきた企業像、仕事観を仮説として、もう一度、じっくり自己分析をしてみる(今日の話)
⑥段々と、過去の経験、将来やりたいこと、入りたい企業に軸の通った深みある自己PRが見えてくる
⑦ここで止めずに、その自己PRで問題無いか、もう一度、自己分析、業界研究(仮説の進化!)
⑧自己PRを伝えるために、適切な文章表現、コミュニケーションについてもしっかり練習
⑨周りの学生との差は歴然なので、結構な確率で、内定が決まる



けっこう本質をついた比較だと思いませんか?周りのダメな先輩だとか、就職、就職って空回りしている人って、まあ、前者に近い就職活動をしているはずです(じゃないと少なくとも決まります)。

そして、バンバン決まる人は、必ずしも後者の例通りじゃないかもしれませんが、概ねこれらのエッセンスの上でやっているはずです。

最初はまったく決まらなかったけど、最後の最後で何とか希望の内定を得られた学生ってのは、前者のパターンで苦しみながら、どこかで後者のようなアウトプット指向(①)をベースにした仮設思考プロセスに切り替わる人だと思います。


そして、最初から後者のような流れで就職活動ができる人は、本当に面白いように内定が出ます。人気企業、内定総ナメって人です。こういう人は自分では自覚せずに当たり前のようにやってしまっていますが、おそらくサークルやゼミ、バイトなどで早くにOB・OGと接する環境にあって、どういうアピールをすれば社会人にメッセージを伝えられるかを感覚的にわかっているのでしょう(名門ゼミ、名門体育部が、何やかんやで有名企業に多く内定者を輩出するのは、こういうサイクルが組織内にあるためだとボクは考えています)。




ビールを飲みながら書いてたら、ちょっと酔いがまわってきたので、続きはまた明日。


アウトプット指向って言うとつい「内定を取るためだけに自己分析、業界研究をやるなんて間違ってる!」なんて突っ込みがあるかもしれないけど、そういう人は前者のやり方でがんばってください。

全体的に酔った勢いで、結構、鋭いこと書いたんじゃないかなぁ。

時差ボケ?

不規則な日々を送っていたら、こんな時間(4時半)に目がさえてしまって眠れない・・・!

クラシックでも聞いて、リラックスしてから寝ようと思います。

そう言えば、昨日・今日ってセンター試験なんだね。


皆さんはセンター試験って受けました?

漢文は1秒も勉強してなかったのに、カンだけで解いたら、確か満点だったなぁ。何であんな奇跡が起きたんだろうか。



あの当時、皆さんが、大学に抱いていたイメージ、その先の将来像ってどんなものでしたか?

そして、実際の大学生活のギャップはどのようなものだったでしょうか?高校時代のイメージ通りって人は少ないでしょ(笑)。

そのギャップを作り出したものとは、何だったのか?


このへんをしっかり考えれば、本音の部分の自己分析なんて終わりだと思うん
ですけどね。



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確か高校の進路指導の時は、環境学を学ぶんだとか思ってたのに、気がつけば授業も出ないでテニスサークルで酒ばかり飲んでいる自分。一体、何がそうさせたのか?

一つには、テニスサークルの仲間がすばらしかったこと、もう一つは授業がとてもつまらなかったこと。

待てよ、仲間がすばらしいって、どうすばらしいんだ?授業がつまらないからって、どうしてあっさり勉強を辞めてしまったんだ?

もう一回、入学式の日から考えて行こう・・・・・・
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こうやって時系列にそって、一つずつ掘り下げて見ていけば良いんですよ。で、頭の中だけだとすぐ忘れちゃったり、整理仕切れなかったりするから、適当にキーワードぐらいノートにでもメモっておく。



後はここから見えてくる自分のキャラを軸に、都合の良い経験(主体的に困難に取り組んだものが望ましい)を集めて、自己PR用の材料にすれば良いわけです。




さぁ、がんばって寝るぞ!

さすがに眠いぞ・・・

皆さんは試験勉強、業界研究など進んでますか?

ボクはここ数日、ほとんどまともに寝てません。目を閉じた瞬間、朝になります。

大量のコーヒーで無理矢理テンションを上げてますが、胃はボロボロっぽい。

次は、
⑧自己分析と関連づける
⑨自己PRに展開する
の2つを書きたいんだけど、なかなか時間が取れなくて、すいません。

今週末はちょっと時間ができると思うので、しっかり更新したいと思っています。


就職活動で思うんですが、
・自己分析
・業界研究
・自己PR
・志望動機
って単語、これらの言葉がそもそも想像させるイメージもイマイチだし、言葉同士の関連性も就職活動をうまく説明し切れていない気がします(ボクもこのBlogで使ってる言葉ですが)。

誰がこれらの言葉って言い出したんだろうね。

何かもっと本質をついたシンプルで行動へのイメージが湧きやすい言葉って無いものかな。

時間があれば、今までの就職活動そのものを否定する、まったく別の切り口で整理してみたいな、なんてことも考えてます。

あ、休憩終了!

ではでは。

徹夜確定か?!

終わらない・・・。

学生時代は「徹夜なんてすると、かえって作業効率化落ちるから、意味が無い!」なんていきがってたこともある。

単に試験前に一夜漬けしつつ明け方に仮眠を取るための言い訳だったが。


社会人になってわかったのは、終わらなければ寝なければ良い、って言うか作業効率が落ちるどうこう以前に、とにかく期限までに終わらせなければならないってことです・・・。作業効率なんてものは、気合で何とかするのです。

ドンドン、忙しくなってきた・・・

今年は新年から遠慮なく忙しい。

明日、経済学原論の試験なのに、やっとさっき生協で教科書を買ってきたような感覚と言えばわかるかな?

ただ、学校の試験というのは、よくわからないことを理解した気になって、後は暗記勝負って感じだったが、仕事はもっと建設的でアウトプット中心なのでずっとエキサイティングだけど。

ちょっとしばらくちゃんとした更新はできないかもしれませんが、気楽に空き時間に近況を書き込んで見たいと思います。

ま、皆さんも試験前だろうし、ここは内定後にしっかり卒業できるようにがんばっておいてください!




プロが教える業界研究⑦続きの続き

さぁ、今日でとりあえず業界研究の方法は終わり。

明日からは、業界研究をどうやって活用するのかって話ですので、しっかりと今日までの流れ(業界研究の目的、仮説思考、情報特性の理解、業界・仕事を見るポイント)を理解してくださいね。

最後は、思いっ切り自分の経験則から私見を展開してみたいと思います。これまでは私見じゃないのか?!って突っ込みが入りそうですが、私見と言うのもおこがましいぐらい、事業の現場では当たり前すぎる話なんですね。いかに就職活動関係者が、世の中、社会の仕事のことを知らないかがよくわかります。


でも、今日は思いっきりボクの私見なんで、当たり前かどうかは保証しません。


働く環境を感じろって話をしてきましたが、ボクが想うに、一番、大事なのは、そこにあこがれられる人がいるか、これに尽きる気がします。


この先輩の下で働いてみたい!


数年後、自分もこの人のような人間になりたい!



こういう気持ちが湧き上がるかどうか、それがボクの仕事選びの基準でした。

別に会社選びじゃなくて、入社後の仕事の中での案件選びでも、「ああ、このお客さんと働けたら、すごくやりがいがあるだろうな」って時も同じです。

そして、こういうあこがれるような人がいる環境にいない場合は、プロとして手抜きこそしませんが、まあ最低限のことだけやって、後は遊んで人間の幅を広げるか、勉強して力をつけるかをやっていました。


どうしてあこがれる人で働く環境を見ると良いかと言うと、自分が働く中で求めることが容認される環境である可能性があるからです。


例えば、会社に入った後もしっかり勉強して公認会計士の資格を取りたいと思っているとします。ただ、仕事が忙しくて勉強なんてできるのか、そもそも会社がそういうことに賛同してくれているのか、取った資格を評価してくれるのか、気になることです。

これについて調べるのは、けっこう大変です。

でも、もし出会ったOBで、仕事もバリバリやりながら、何か難関資格を取って、その上でさらに活躍している。普通なら、あこがれますよね。

同時にここで、「ああ、この会社は、もちろん自分次第だろうけど、仕事をしながら資格の勉強をして、それを活用することは、決して不可能では無いんだな。少なくとも、この先輩みたいな人が活躍できる土壌があるし」ってことが見えてきます。


あこがれる人の姿を具体的に見ていくと、自分が望む働く環境も見えてくるし、それがその会社にあるかどうかもちょっとだけわかるんです。


究極的には、ボクは、仕事を考える時は、「尊敬する○○さんがいるから、まあ、何とかなるだろう。あこがれる○○さんの下でやるんだから、厳しいし大変だろうけど、自分のスタイルも貫けるだろう」って覚悟で決めています。



ただ、一つ注意したいのは、社会人って自分を演出するのが上手だったり、裏表がある人ってけっこういますから、一方的にあこがれていて後で幻滅ってことには気をつけてください。

ボクも学生時代、すごく尊敬していた人が、いざ社会に出てみると、とんでもなく嫌な人であることが判明して、とてもショックを受けたことがあります。そりゃ、学生と話している時なんて利害関係が無いから、親切ですごくカッコ良い姿を見せてくれていましたが(ちなみに異業種交流会ってのも利害関係が無いから非常にライトな関係で楽でなんですけど、同時に表面的な関係だから得るものってほとんど皆無なんですね。それをわかってない社会人が多いですが)、いざ、お互いに利害が絡む立場になった途端、とんでもない人に豹変して、まあ、ボクもガキだったんでしょうが、けっこう落ち込みました。良い勉強と言えば、良い勉強でしたが。


気をつけてくださいって書いたけど、何を気をつければ良いんだろうな。過度に心底、ほれ込むことは、簡単にはしない方が良いぐらいしか言えないな。人を見る目って痛い目に会いながら、身に着けていくものである気もするし(ボクだって、今でも騙されかけたりしますよ)。


自分があこがれる人について、話を戻しましょう。

これは自己分析とも関係することですが、ゼミ、サークル、バイトなんかで、自分があこがれた先輩、仲間ってどんな人だったでしょうか?

そしてOB・OG訪問をする中で、皆さんが、あこがれる人って、どんな人でしょうか?

ここで意識して欲しいのは、単に「カッコ良い!」、「バリバリ仕事をしててすごい!」、みたいな言葉で終わらせるんじゃなくて、その人の人間性のどの部分にあこがれを抱いているのか、その人みたいになりたいって具体的にどうなりたいことなのか、ここをしっかり感じ取ることが重要です。



これが出来れば、自己分析とか志望動機なんて、実はそんなに難しく無いんじゃないかなぁ。


皆さん、頭で机の上で考えるから、答えなんて見つからないんです。

仕事ってのは、考えることもたくさんしますが、同時に行動もするし、たくさん色々なことを感じ取れなきゃいけない。

ならば、頭の中だけでこの先の働く姿を考えるんじゃなくて、過去の活動の中で自分が感じたことにヒントがあるわけです。

さぁ、過去の活動の中で、皆さんがあこがれた人ってのは、どんな人だったでしょうか?

そして、皆さんが将来、働く姿としてあこがれるのは、どういう人でしょうか?


過去の行動、そして今の日々の行動、その中から感じ取って、最後にちょっと整理してやるために頭を使ってみてください。


プロが教える業界研究⑦続き

コメント欄での反応の良さを見ていて、「ああ、ちょっとわかりやすいテクニックを書いてしまったな」と感じていたところ、やはりそういう指摘を受けてしまいました。

あの、面接で「何でウチか?」と聞かれて、働く環境を軸に話すってのは、当たり前と言えば、当たり前のことです。何度も何度も言っているように、企業、事業、市場、制度って言った大きな話は、実は直接的には自分の仕事の中にはそこまで影響しなかったりするわけで(もちろん、長い目で見ればすごいインパクトはありますよ)、大事なのは仕事の中身や働く環境みたいな方なのです。

当たり前のことをできない人が多いから、バンバン内定する人と一つも決まらない人がいるわけです。

その当たり前のことを読者の皆さんにはしっかりできてもらうようになるため、働く環境について今日は書いて行きます。

働く環境ってのはすごく漠然としていますが、経営学の教科書にはちゃんと見る視点があるんですね。

ボクの経験則的な見方よりも、経営学の世界で一定の評価のあるポイントを使う方がはるかに効果的だったりもしますので、今回はそっちを使いましょう。

共有価値、スキル、人、配置・異動、スタイル

これらがそのポイントです。元ネタは古いMCKのフレームワーク。



共有価値、これは事業ビジョンの浸透もそうですが、さらに働く人達が持っている組織のDNAみたいな感じだと思ってください。不思議と同じ業界でもみんなが信じていることがまったく違ったりします。真剣に「稼いぐ奴が一番偉い」と信じている人がたくさんいる会社もありますし、「この国を元気んしたいんだ!」と多くの人が思っている会社もあったりします。もちろん部署による違いもありますが、それを超えて、その企業を大きな枠で見た場合の特有の価値観を感じ取ることです。

人ってのは、要するにどんな人が多いかってことですね。上がそれぞれの人の想いを抽象的にまとめあげた共有価値だとしたら、こちらはもう少し個人のキャラクターとかバックグラウンドな感じかな。それこそ「起業したい!」って人が多いとか、「理系の院の人が多い」「帰国子女が多い」ってのも人のカテゴリーですね。

スキルってのは、まあ、どんな能力を持っている人が多いのかってことです。これは部署によっても違うのですが、何となく抑えておくと良いでしょう。


配置・異動は、字のごとく。たとえば最初は全員、工場スタートだとか、プロジェクトごとにアサインされるだとか、どうやって人が動かされるのかってことです。異動って、けっこうインパクトあるんですよ。

最後がスタイル。どんなスタイルで仕事しているのかってことです。朝から晩まで机にかじりつくのか、土日も無く外回りの日々なのか、スーツは派手なのか、それこそジーンズもOKなのか、みたいないわゆるスタイル。


これら5つを見た上で、単に整理して終わらせずに、きちっと「だから、何なのか?」ってことをやるのが、メチャクチャ重要です。

例えば架空の企業で下みたいなのがあったとしました。

共有価値;お客様は神様だ
人;体育会系出身で行動派が多い
スキル;バリバリの営業トーク
配置・異動;原則、最初は地方営業所配属。営業成績が良いと本店へ異動。
スタイル;朝早くから夜遅くまでカバン一つでひたすら飛び込み営業。

で、何なのか?

目的によって(この会社をポジティブに見るか、ネガティブに見るかなど)、ある程度の解釈の幅はありますが、あまり変なのはダメです。


客のために営業マンとして日夜かけまわる環境で、これは自分に合っている(OR合っていない)

ってのが妥当でしょうか。普通すぎますが、まあ、いかにもって例ですからね。


そんなわけでしっかりと環境を感じ取って、ポイントで整理してみて、そして結果としてそれはどんな環境で、自分にとってどんな意味を持つのかを考えてみましょう。

まずは大学とか自分のサークルで練習してみてもおもしろいかもね。


次回は、働く環境について、僕の経験則からの考え方を書くつもりです。

じゃ!

3連休、うれしいなぁ。